耳鼻咽喉科で働く看護師の主な仕事内容とは

耳鼻咽喉科の看護師の主な仕事内容は、他の科と同様に医師の診察補助を行うことです。地域住民がたくさん訪れる耳鼻咽喉科において医師がスムーズに診察を進められるように、看護師は患者の誘導や医療機器の準備などを行います。仕事に慣れてくると医師とのチーム体制が強固になり、よりスムーズに進められるように先を見据えた行動ができます。また、注射や採血も行います。特に冬場は患者数が増加するため、注射や採血については時間を掛けずに正確に行う技術を身につけることが必要になります。

耳鼻咽喉科で働く看護師ならではの仕事内容として挙げられるのは、聴力検査や吸入器などの医療器具の使用方法の説明です。
まず、聴力検査は医師が正確な診断を下すための判断材料となります。聴力検査委を行う際には、看護師はまず患者へ、ヘッドホンから音が聞こえている間は応答器のボタンを押すように説明します。それから、ヘッドホンと応答器を手渡して聴力検査を実施するのが一般的な流れです。
吸入器などの医療器具の使用方法の説明は、患者が医療器具を適切に使用するために欠かせないものです。自宅でも医療器具を正しく取り扱えるように、患者一人ひとりに対して丁寧に指導します。

このように、耳鼻咽喉科の看護師の仕事内容は他の科と共通することもあれば、耳鼻咽喉科ならではのことも多くあります。そのため、耳鼻咽喉科での勤務経験がある人の方が即戦力という面では有利ではありますが、未経験者であってもできることをこなしながら少しずつ仕事を覚えていくことが可能です。
耳鼻咽喉科は医療機関によって働き方が異なります。気になる方は看護のお仕事辞典【耳鼻咽喉科】を参考にしてみてください。